Masa は旅がしたいとバイクを購入して、会計士を退職後、海外キャンプツーリングの旅にて三大陸25カ国を訪れました。
Maya はワーキングホリデーから学生、就労まで、5年オーストラリアに滞在しました。
その中で、海外の人の日本に対する憧れ、尊敬、もっと知りたいという気持ちを目の当たりにすることが多くありました。
日本を出るまでは、そこにあるのが当たり前で、気づかなかった日本の深い歴史の素晴らしさ。
日本は西暦800年代頃から大陸から取り入れた様々なものを、次第に独自の文化として昇華してきました。
改めて目を向けてみると、文学や芸能など一つ一つの分野に、宇宙が広がっています。
そして、私たちが着目したのが、工芸品。
日本の伝統工芸は、時代時代のニーズに寄り添い、物によっては1,000年以上の歴史を生き抜いてきました。
その時の流れに洗練された、形、用途、使用方法などを含めたデザイン。
職人の、妥協せずに伝統を守りながらも、日々技を磨き、果敢に挑戦していくその想い。
長きに渡り、高度な技術が受け継がれてきた奇跡。
そしてもちろん、品物一つ一つの、美しさ。
これらのどれに思いを馳せても、胸が熱くなります。
恵まれているから、そこにあるのが当たり前。
そんな姿勢で、高度経済成長期後半には、伝統産業は衰退の兆しを見せ、現代は課題が山積みです。
資本主義下の大量生産に慣れた現代の生活様式では、残念なことに使い捨てることへの罪悪感が薄れています。
そんな今、世代を超えて大切にできる品物としての工芸品を、世界に知ってもらいたい。
そして何よりも、この産業を途絶えさせてはならないと強く思い、Masallureを立ち上げました。
そんな日本の伝統工芸の素晴らしさをお伝えしたく、直接工房にお邪魔して、我々だけで動画を撮っています。
自分の目で見たい、触れたい、職人さんとお話ししたいというのも事実です。
そして、動画でお伝えしきれない情報、裏話、伝統工芸の原料や、その他関連する様々な事をお伝えするために、このブログを立ち上げました。
気に入った工芸品があれば、ぜひ我々に連絡を下さい。
ご紹介している工房の多くは、我々が注文を承ることができます。
訪れたい工房があれば、我々に言ってください。
見学ができる工房や、作成体験ができる工房もあります。
我々が、翻訳ガイドとしてご案内します。
大切にされた物には、魂が宿ると言います。
日本の工芸品は、完成したその瞬間から、魂を宿していると言えるでしょう。
みなさんがこの素晴らしい世界に触れるきっかけとなれれば、それは私たちの至上の喜びです。